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Famillit > 記事一覧 > システム開発 > 開発 > WordPress > Windowsローカル環境でWordPressの開発環境を構築する方法

Windowsローカル環境でWordPressの開発環境を構築する方法

別のPJでお付き合いしていたクライアントから、以前別ベンダーに開発して貰っていたWordPressのサイトを弊社に改修出来ないかご相談をいただいた際のお話です。

その際、ローカルで環境構築をして改修出来るかどうかの調査をする際に使用した手順をまとめておきます。

※もちろん、自分でWordPressを使う場合も同じ様に環境構築するのでご安心ください。

1. Windowsのローカルで環境構築するために必要なツール

WordPressをローカルで開発する際に使うメジャーなツールとしては以下の3つがあります。

  1. Local:WordPressに特化した、誰にでも使いやすいもの
  2. XAMPP:Windows環境で開発するユーザーが良く利用するもの
  3. MAMPP:Mac環境で開発するユーザーが良く利用するもの

これからエンジニアを目指す、既にエンジニアであるWindowsユーザーであれば2つ目のXAMPPが馴染みもあっていいのではないでしょうか?

※手順としてはLocalの方が簡易ですが、WordPressで構築したサイトでも専門的な知識を有する開発が必要なケースもあるため、基本的にはXAMPPを推奨しています。

※XAMPPもMacに対応しているため、Macユーザーの方でも大丈夫です。

2. XAMPPのダウンロード

URL:https://www.apachefriends.org/jp/index.html

公式サイトから自分の環境に合わせてインストーラーをダウンロードします。

Windows環境の方であれば「Windows」と書かれているもの、Mac環境の方であれば「OS X」と書かれているものです。

ご自身の環境に合うインストーラーをダウンロードしてください。

3.XAMPPのインストール

以前までは出ていなかったのですが、XAMPPをインストールしようとしたところ以下のエラーが出てしまいました。

XAMPPのインストール時に発生したエラー内容

Important! Because an activated User Account Control (UAC) on your system some functions of XAMPP are possibly restricted. With UAC please avoid to install XAMPP to C:\Program Files (missing write permissions).Or deactivate UAC with msconfig after this step.

つまり、Windows10から搭載されたUACというセキュリティ機能がONになっている場合に「C:\Program Files」へインストールしないようにとあります。

ただ、そもそも以降の設問にデフォルトで選択されている「C:\」配下(Cドライブ直下のこと)へインストールすれば問題ないため気にしなくても問題ありませんでした。

以降についてはNextを押していけば良いのですが、一応画面のキャプチャと選択したものを手順としてまとめておきます。

<Next>を選択

<Next>を選択

英語は嫌いですが、日本語が選択肢にないためしぶしぶ<Next>を選択

<Next>を選択

インストール画面に遷移する。

インストール完了後、以下のポップアップが表示されることあります。

<許可>を選択

<Finish>を選択

これでXAMPPのインストールが完了し、先ほどの画面で「XAMPPのコントロールをすぐに表示したいか?」聞かれているところにチェックを入れていれば、すぐにXAMPPのコントロールパネルが開かれます。

3.XAMPPにWordPressをインストールする

コントロールパネルの使い方は一旦置いておき、まずはWordPressをインストールする作業を進めていきましょう。

3-1.XAMPPで「Apache」と「MySQL」をStart

※起動した際、下のメニューに「Port 80 in use by “Unable to open process” with PID ~!」などと表示された場合は、別のプロセスが80番ポートを使用していることになります。

PIDの調べ方は、タスクマネージャーを開いて「名前」のところで右クリックをするとPIDを表示することが出来ます。

3-2.MySQLの設定をする

MySQLのAdminを選択すると、phpMyAdminを表示することが出来ます。phpMyAdminとはDBを画面から操作することが出来るツールであり、慣れていない人でも簡単にDBの設定を進めることが出来ます。

※実際のサーバーでは、脆弱性の元になるためphpMyAdminをインストールしないようにしてください。ただ、ローカル環境を構築するには非常に便利なツールです。

まずはDBを作成しましょう。

手順としては「①画面上部のタブにあるデータベースを選択」→データベースを選択するにある「②DB名を入力(今回はwordpressとしています)」→「③utf8_general_ciを選択」→「④作成ボタンを選択」をしていきます。

※ただ、もし移行などの検証をする際には事前にDB名などの確認はしておく必要があります。

※WordPressをインストールする際にもDB名を入力する必要があるため、必ず控えておきましょう。

作成が終わると新しくテーブルを作成する必要があるのですが、こちらについては特に設定をしなくても問題ありません。

3-3.WordPressのインストールをする

WordPressの最新バージョンをインストールする際には以下の公式HPからファイルをDLしてインストールすれば大丈夫です。(特定のバージョンでWordPressをインストールしたい場合の手順は本章に後述(※1)しています)

URL:https://ja.wordpress.org/download/

ファイルのDLが完了したら、「①DLしたファイルを解凍」→「②wordpressのフォルダ毎切り取り」→「C:\xampp\htdocsにwordpressのフォルダを格納」します。

ブラウザのアドレスバーに「http://localhost/wordpress/」を入力すると、WordPressのインストール画面が表示されます。この画面から「さあ、始めましょう!」をクリックします。

続けて、以下を入力し最後に送信ボタンを選択します。

  1. DB名:phpmyAdminで入力した値
  2. ユーザー名:root
  3. パスワード:ブランクのままで良い
  4. データベースのホスト名:デフォルトのまま
  5. テーブル接頭辞:デフォルトのまま

そして「インストール実行」を選択。

後はサイト名やユーザー名など任意の値を入力し、「WordPressをインストール」を選択します。

※PWは今回生成された「f0N8cnvCXfIOTkLodk」が入っていますが、これはランダムに生成された値になります。

これでWordPressのインストールが完了しました!

※今回は適当なデモとしてユーザー名をadminにしていますが、adminやwp-adminなどの名前は本来良くありませんので悪い例として覚えておいてください。

後は、一度閉じたとしても「XAMPPからapacheとmysqlを起動」し、「http://localhost/wordpress/wp-admin/」にアクセスすれば問題なく画面を表示することが出来ます。

※1.もしも特定のバージョンで環境を構築する必要があれば、事前にWordPressの管理画面からバージョンを確認してから必要なバージョンのファイルをDLしてください。

手順:「①管理者権限のアカウントでWordPressにログイン」→「②画面左上の WordPress のマーク「W」にカーソルを合わして、「WordPress について」をクリック」→「③画面上に現在のバージョンが表示」

4.既に開発済みのWordPressをインストールする場合

ローカルでWordPressのインストールが目的の方であればこれまでの手順で終わりですが、一応冒頭に申し上げた「既に開発済みのWordPressをインストールする」のをケースに置いているため簡単にその方法にも触れておきます。

手順といってもそれほど難しいことはなく、「All-in-One WP Migration」というプラグインで「①既存のサイトからWordPressのエクスポート」

そして、「②新しい環境にもプラグインをインストール」→「③インポート」するだけです。この辺りは少しでもWordPressを触ったことがあればほとんどの方が出来ると思いますので一旦割愛をしますが、必要であれば後日まとめておきたいと思います。

もしも悩むとすれば「③インポート」の部分で、インポートする際のデフォルトで設定されている最大のファイルサイズが40MBになっているところでしょうか?

こちらについては、「C:\xampp\php\php.ini」をエディタで開き、以下の様に必要な項目を検索し値を変更していきます。

例えば、1GBのサイズにしたいと思えば、以下の項目の値を変更するようにしましょう。

  • post_max_size=1G
  • upload_max_filesize=1G
  • memory_limit=1G
  • max_execution_time=30000
  • ※癖で入れてますが不要かもしれません。(max_input_time=30000)

変更が終わり次第、apacheを再起動して再度管理画面にアクセスすれば変更が反映されます。

これでインポートすればいいのですが、もしも既存のサイトで「SiteGuard WP Plugin」を使用している場合にはログインすることが出来なくなってしまいます。

ただ、その場合には以下の様に「C:\xampp\htdocs\wordpress\wp-content\plugins」にある「siteguard」のフォルダを削除してください。

この手順を行うとsiteguardで設定していたURLが使えなくなってしまうため、デフォルトの「http://localhost/wordpress/wp-admin」にアクセスすれば問題なく動作します。

まとめ

いかがでしたか?初めての頃はレンタルサーバーにインストールされたWordPressを使っていてもいいのですが、サイトが大きくなってくるとローカルで試験してからでないとトラブルが起きたりすることももちろんあります。

そういったことを未然に防ぐためにも、是非知識として知っておいていただければ幸いです。


WordPress、システム開発、開発

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