【2023年】ExpressVPNレビュー
ExpressVPNは私たちがテストした中で最も優れたVPNプロバイダーです。直感的かつ挙動が安定したアプリ、優れた個人情報の保護やセキュリティ認証、豊富な機能、そしてほぼすべてのサーバーが素晴らしい通信速度を提供するなど、極めて高性能な商品です。さらに、地域限定で配信されるストリーミング動画のブロックを解除する上で非常に優れた機能を提供します。確かに金額自体は競合他社のサービスに比べ高価ではあるものの、その価格以上に素晴らしい体験をすることが出来ることをお約束します。
・シンプルかつ強力なアプリを多くのデバイスで利用可能
・Lightwayは、優れた速度を提供します。
・クラス最高のサポートチーム
・キーやAircoveといった斬新な機能
・1つのプランで5つしか同時接続できない
最高のVPNサービスを選ぶテストを行った中で、機能面だけで見ればExpressVPNは紛れもなくトップの性能でした。それも、初心者から専門家まで幅広いニーズに対応できる機能を有し、かつその使い勝手の良さには誰しもが納得できるでしょう。
ExpressVPNは英領ヴァージン諸島に拠点を置き、2009年以来、高品質でプレミアムなVPNサービスを提供しています。また、ExpressVPNは多くのサーバー数を有し、優れた接続速度で世界のどこにいてもうまく機能するように設計されているため、現在世界中で何百万人もの加入者数を誇るほど人気のサービスです。
しかし、あなたの中でサービスを選ぶ理由が料金であった場合、ExpressVPNは競合他社のサービスと比べるとかなり料金設定が高いことから、別のサービスを選択する理由になることは間違いありません。
▼その他VPNを知りたい場合は以下のまとめ記事が便利です
今回のレビューでは、ExpressVPNが高価であるにも関わらず何故人気があるのか、そして競合他社に対しどのような差別化をしているか見るために、実際にアプリをインストールして評価を行っていきました。
EXPRESSVPN – 概要
- サーバー数:3,000以上
- サーバー設置国:94カ国
- 対応プラットフォーム:Windows, Mac, iOS, Android, Linux, BlackBerry, Kindle Fire, Nook, ルーター, コンソール(MediaStreamer), Amazon Fire TV Stick, Apple TV, Boxee, Chromebook, Windows Phone
- 同時接続数:5
- スプリットトンネリング:あり
- キルスイッチ:あり
- 対応プロトコル:Lightway、OpenVPN UDP、OpenVPN TCP、L2TP/IPSec、IKEv2
- 登録国:英領バージン諸島
- サポート:24時間365日ライブチャット、電子メール、ナレッジベース
EXPRESSVPN – レビューのサマリ
ExpressVPNは、通常短期間無料で使えるプランがないため1か月契約の$12.95/mthで利用を開始。ただし、サービスを利用出来なかった方のために30日間の返金保証は提供しています。
ExpressVPNのヒットリストによりプライバシーは強固であり、かつ256-AES暗号と4096ビットのRSA証明書を取得、さらにExpressVPNが社内開発した高速で安全なLightwayを含む複数プロトコルを選択できる点は優れています。
94カ国で3,000以上のサーバーが利用可能で、そのすべてがRAMのみ(TrustedServerとして知られています)であることから、あなたの通信内容が物理的に保存されることはありません。更に、そのノーログポリシーはもちろんのこと、アプリ自体も外部監査によっても担保されており、極めて安全性が高いことを裏付けています。
ExpressVPNは、私たちがテストした中で最速のVPNではありませんでしたが、最高速度は560Mbpsだったこともあり、一般的な通信回線で使うには十分すぎるほど高速でしょう。例えば、喫茶店や公共の場で使用できるWi-Fiなどであれば、違和感を覚えることは全くありません。更に、私たちのテストでは、他のVPNに比べサーバー接続までのアイドルタイムが非常に高速である点については特筆すべき点です。
他にも、Netflix, BBC iPlayer, Amazon Prime Video, 10Play, ITV, Channel 4, 9Now など多くのサイトで閲覧やストリーミング動画の視聴も可能にします。また、すべてのサーバーは、ファイルアップロード・ダウンロードサイトにも最適化されているのもありがたいところです。
ExpressVPNは、様々なデバイス向けにアプリを提供しているだけでなく、これらのアプリの使い勝手はよく設計されており、動作も安定しています。iPhone、Windows PC、Amazon Fire Stickのいずれを使用していても、どれも同じ様な直感的なUIが特徴です。
ただし、ExpressVPNは最大でも一度に5つのデバイスまでしか利用できないので、価格を考えるともう少しこの条件を変更して欲しいものです。一応、上限に達してもあるデバイスをログアウトする必要があるだけで、実際にはそれほど面倒ではありません。また、技術力のあるユーザーであれば、ExpressVPNのVPNルーターを活用し、ブランド初のハードウェア製品であるExpressVPN Aircoveを購入することで、これを回避することも可能です。
また、問題があれば、24時間365日体制のサポートと、分かりやすい記事があるためすぐに解決できます。これまで私たちがテストした中で、ExpressVPNほど使いやく、プライバシーに優れ、かつ運用面も万全のサポートをしているVPNは他にないと言っても過言ではないでしょう。
ExpressVPNの料金と支払いについて
期間 | 支払い | 月額料金 |
1か月 | $12.95 | $12.95 |
6か月 | $59.95 | $9.99 |
12か月 | $99.95 | $8.32 |
加入できるプランは全部で3つあり、ほぼすべてのVPNプロバイダーと同様に、1か月契約の場合に最も料金を支払うことになります。この価格自体は他のVPNサービスと比較してまず高価であり、気に入ったのであればすぐにでもプランの見直しをすべきです。
6ヶ月プランでは、月額料金が$9.99に下がり、まだ若干高価ではあるものの使いやすい料金形態をしています。ExpressVPNは、このような中間の長さのプランを提供する数少ないプロバイダーの1つです。もちろん、最もお得なのは12ヶ月プランで、価格は$8.32まで下げることが出来ます。
それでも、Surfshark のような安価な VPNサービスが 2年契約で$2.5や1年契約で$4といった価格で提供していることを考えると、決して安いサービスであるということはありません。
支払い方法については、複数の決済方法を選択することが出来ます。PayPalやクレジットカードといった従来の方法に加え、ビットコインや、AliPay、Yandex Money、WebMoneyなどの決済方法などがこれにあたります。特に、ビットコインをサポートしているのは面白いのではないでしょうか?これは、暗号通貨を使用することでよりあなたの個人情報の紐づけを難しくするのに役立ちます。
解約は簡単でした。サポートチームに連絡し、返金を要求すれば応じてくれました。サービスをどれだけ利用したかについての調査はなく、30日以内であれば、お金を取り戻すことができる。それだけExpressVPNが優れたサービスであるということに他なりません。
前述したように、もし価格があなたにとって決定的な要因であるならば、より良いVPNサービスがあるのも事実です。例えば、この記事を書いている時点では、Ivacyは5年プランを月額$1で提供。同じKapeのPrivate Internet Accessは、最長のプランで月額$2.03といったように、長期プランではありますがSurfsharkと合わせこの辺りはおすすめできると思います。
まとめると、ExpressVPNは一見するとかなり割高な製品のように見えるでしょう。しかし、低価格の基本料金で新規加入者を誘い込み、更新時に価格を吊り上げるようなVPNプロバイダーがいるのも事実です。そういった面からも考え、ExpressVPNは更新時に特別な料金が発生する訳ではないことから、やはり信用に値するサービスであると言えます。
ExpressVPNの速度
VPNを選ぶ重要な要素で言えば、ほとんどのユーザーは通信速度と答えます。そこで、私たちは1Gbpsのインターネット接続でNordVPNのテストを行い、その結果をまとめました。
Lightway | 560MBps |
OpenVPN | 355MBps |
様々なスピードテストのウェブサイトやサービスを利用し、複数回に渡ってテストを繰り返し行いましたが、ExpressVPNの通信速度は至って普通、むしろ高価格帯のVPNとしてはやや物足りない速度でした。これはセキュリティ面を盤石にするためであり、セキュリティと通信速度の等価交換と言うことも出来ますが、それでも若干見劣りする数値なのは否めません。
しかし、実用面で考えるとこれほどの速度で通信できる環境を持っている方はそれほどいないため、大きな影響はないと言っていいでしょう。ただし、ネットワーク対戦ゲームをする場合には少し注意が必要かもしれません。通信速度の低下はラグを引き起こしやすいのは事実ですから、そういった場合には一旦VPNを切断するか、別のVPNプロバイダーを選択するしかないでしょう。
別の選択肢で考えると、業界大手のSurfshark(950Mbps)とNordVPN(820Mbps)は、WireGuardベースのプロトコルでサービスを提供しているため、その通信速度はExpressVPNをはるかに凌駕しています。また、通信速度だけで言えばシェアこそまだ少ないものの、TorGuardが950Mbps という驚異的な速度を記録しているため検討の余地があるかと思います。
もちろん、違うサーバーやインターネット回線、時間帯など、無数の要因から速度に影響を及ぼしていることは明白です。だからこそ、単純にこの結果だけでExpressVPNが悪いということは決してありませんのでご安心ください。
ExpressVPNでストリーミング動画を視聴
ストリーミング動画の視聴はVPNを利用する動機の一つになっていることから、どこに接続することが出来るかは重要であり、それに対しExpressVPNが努力していることは明らかでした。
Netflix | 可能(UK, US, CA, AU, JP) |
Amazon Prime | 可能 |
Youtube | 可能 |
iPlayer | 可能 |
Disney Plus | 可能 |
Hulu | 可能 |
他にも多数のサイトで動作することを確認した結果、ExpressVPNを契約するだけで私たちの生活はより豊かにしてくれるものでしょう。例えば、サッカーやバスケットボールなど海外スポーツクラブの限定品の購入、化粧品に興味があれば海外コスメの購入など、海外限定サービスでしかできないことが当たり前のように出来るようになるからです。
Netflixのブロックを解除することは近年難しくなる一方ですが、ExpressVPNであればどこへでも簡単に接続できることから考え、この分野においては間違いなく最高レベルのVPNサービスと断言します。
Famillitなら、現役のコンサルタントに無料で相談することができます。
IT導入をご検討に不安を抱える方は是非一度ご相談ください。
どの様なケースであればスクラッチ開発とSaaSを選択するのか?また、その際にどのようなベンダーを選定すればいいのか?など、経験豊富なコンサルタントが現状を分析して課題解決までしっかりサポートします。