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Windscribe

Windscriveレビュー

Windscribeは、特に優れた機能がある訳ではありませんが、それなりの速度で、かつ使いやすさも兼ね備えたサービスです。サポート自体は正直なところ期待してはいけませんが、全VPNでも最高の無料プランにVPN未利用者は魅了されることでしょう。

Good ・豊富な機能
・10GB/月の無料プラン
・Netflix、BBC iPlayer、Amazon Prime Video、Disney+のブロックを解除。
・Androidのトラフィックを遮蔽
Bad ・契約時の料金保証がない
・24時間365日やライブチャットのサポートがない

Winscribeはカナダに拠点を置き、2015年に設立された比較的新しい会社です。サイトはポップで魅力的な印象がありますが、プライバシーやセキュリティには真剣に取り組んでいます。

Windscribeは、分かりやすいデザインに必要な機能を備え、VPN初心者でも使いやすいサービスであることが分かっています。以前テストした時よりもはるかに通信速度は向上し、より多くのストリーミングサイトのブロックを解除、更にデコイモードを備えているため、おすすめのVPNランキングで今順位を上げているサービスです。

また、Windscribeには、効果的なキルスイッチ、トレント機能、ルーターやブラウザなど幅広い環境で動作するクライアントアプリがあります。

こうしたVPNにとって必要な機能を、「Windscribe Free」では無料VPNとして利用することが出来ます。流石に無料の時点ではストリーミングサイトのブロック解除は出来ませんが、それ以外の用途ではほとんどの機能を提供しています。しかも、デバイス数を無制限に利用することができ、通信料の制限もほぼありません。

もちろん、Windscribeのレビューでは無料版と有料版のどちらもテストし、それぞれで出来ることについて調べていきます。その上で他のVPNサービスとの比較も行っていますが、その結果を素早く確認したい方についてはまとめ記事を是非ご覧ください。

▼その他VPNを知りたい場合は以下のまとめ記事が便利です

【2023年最新】後悔しない最高のVPN選びを!ランキングTop10のみ発表

私たちが行うWindscribeのレビューでは、実際に使った感想や計測値を公開しています。これによってあなたが本当に使うべきVPNかどうか判断していただければ幸いです。

Winscribe – 概要

  • サーバー数:400以上
  • サーバー設置国:66カ国
  • 対応プラットフォーム:Windows, Mac, Linux, iOS, Android, Chrome, Firefox, Opera, Amazon Fire TV, Nvidia Shield, Kodi, DD-WRT, Tomato (router)
  • 同時接続数:無制限
  • スプリットトンネリング:あり
  • キルスイッチ:あり
  • 対応プロトコル:WireGuard, OpenVPN UDP & TCP, IKEv2
  • 登録国:カナダ
  • サポート:チャットボット、記事

Windscribe – レビューサマリ

Windscribeは、初心者から上級者まで幅広いユーザーに利用していただけるVPNです。デフォルトで設定された保護機能は使いやすさだけでなく、手動で切り替えができる機能とプロトコルを備えています。また、月額が$9でありながら、1年間利用したら割引が適用されるなど、価格も心配はありません。

Windscribeのサーバーの数を確認したところ、古い情報で400とあったがここ最近は正確に確認することが出来なくなっています。しかし、66カ国で110以上の都市にサーバーが設置されているため、実際には400以上のサーバーを保持していることは明らかです。

また、VPNとして珍しいポリシーが全デバイスにインストールし、同時に使用することができることにあります。これは、Windscribeが月間のデータ使用量や同時接続数に上限を設けていないためと考えるのが普通でしょう。

注目したいのが、Windscribeの無料版でもほとんどの機能を使うことが出来たところにあります。ただし、月間の通信量はわずか2GBに制限されますが、これはあくまでもメールアドレスを教えていない場合に限ります。メールアドレスを教えていれば、通信量は10GBにアップするのでこれなら不安がありません。

Windscribeのアプリは見た目が良く、かつ安全で、DNSリークも見事にブロック出来ます。また、キルスイッチも正しく機能しており、暗号化は業界標準を採用、最小限のログこそあるもののWindscribeはこの点について触れているため逆に信頼できるのではないでしょうか?

プロトコルはWireGuardとOpenVPNの両方が提供されています。OpenVPNは競合他社に比べると平均的な速度であるものの、WireGuardは700Mbpsとより高価なVPNと比較しても遜色ありません。

もしあなたがWindscribeを有料版にした場合、ストリーミングサービスのブロック解除が利用可能になります。私たちが行ったテストでは、米国Netflix、Amazon Prime Video、Disney+、BBC iPlayerなどの主要なストリーミングサービスをすべてブロック解除することに成功しています。

サポートはチャットボットと記事がありましたが、チャットボットでは解決までに時間がかかる上に確実性は低く、記事に書かれている内容がアップデートされている訳ではないところはかなり残念に感じました。

Windscribeの料金と支払いについて

期間支払い月額料金
1か月$9$9.99
1年$69$5.75
Build a Plan一拠点につき$1$1

サービスを選ぶ要素として、価格は多くの人々にとって重要な項目であり、一番最初に知りたい部分です。

Windscribeは料金設定を少し上げたので、単に安いだけのVPNリストからは外れてしまいました。しかし、機能と料金を合わせて考えてみれば十分にお手頃な価格と言えるでしょう。

また、冒頭でも申し上げた通り、Windscribeには優れた無料プランがあります。11カ国のサーバーへのアクセス、最大10GBのデータ(ただし、有効な電子メールアドレスでサインアップしない場合は2GBに減少します)、デバイス数は無制限といった内容がこれに含まれます。無料で使えるVPNとしては非常に手厚い内容です。

これに対し、有料プランを選択することで、110カ国の全サーバーにアクセスでき、複数プロトコル(IKEv2、OpenVPN、WireGuard)を個別に設定することができます。また、通信量の制限もなくなるため、有料プランに魅力を感じていただける方もいるのではないでしょうか?

更に、Windscribeを有料プランにすることで得られる機能の1つに、悪意のあるポップアップ、危険なウェブサイトを阻止するマルウェアブロッキングツール、R.O.B.E.R.T.があります。今日のインターネット社会には多くの危険が潜む中、Windscribeを入れるだけで安全で快適な通信が担保出来るのであれば非常に魅力的です。

Windscribeを1か月で契約した場合の料金はかなりリーズナブルで、月額$9で開始することが出来ます。それに対し、年間プランを選択した場合に価格は月額$5.75まで下がりますが、他のVPNと比べると少し高めの設定です。大手サービスと比較すると、Surfsharkよりも割高でExpressVPNよりは少し安い金額であることが分かります。

しかし、Windscribeには特殊なプランがあります。それが「Build a Plan」と呼ばれるプランで、月額1ドルで必要なサーバーを選択できるものです。選択した各サーバーには10GBの通信量が与えられ、少なくとも2つを選択する必要があります。

例えば、イギリスとアメリカで2つのサーバーを選んだ場合、まずメールアドレスを連携した10GBに加え、選んだ各サーバーの10GBが使えることになります。つまり月額$2で合計30GBの通信量を得ることが出来るのです。利用用途が限定的であれば、こういった使い方をすることで非常に安価、かつ高性能なVPNを使用できます。

しかも、データを無制限に利用したければ更に月額$1ドルを追加するだけで利用可能と、かなり柔軟性がある内容になっています。

更に面白いプランがScribeForceです。家族や友人で5人以上のグループを組むのであれば、月額$3でフルサービスを受けることが出来るためこれは他にないほどリッチなプランと言えます。

他、固定IPの購入もすることが出来ます。料金としては住宅用ホスト用(Residential IP)に月額$8、データセンター用(Data center IP)のために月額$2が必要です。これらは、通常のVPN IPと同じセキュリティ機能を提供している訳ではありませんが、そもそも固定IPが必要な方は有識者であることが多いため詳細については是非サイトをご覧いただければと思います。

Windscribeの支払い方法は、PayPal、クレジットカード、Bitcoin、ギフトカードなどの複数の支払いオプションが提供されており、非常に柔軟であると言えます。

最後に、Windscribeが自分に合っていると完全に確信していないのであれば、Windscribeの有料版を購入する前にまずは無料版から始めてはいかがでしょうか?というのも、Windscribeの返金保証は3日以内に解約しなければならないため、ほとんどあってないようなものだからです。

Windscribeの速度

VPNにとって重要な要素で言えば、ほとんどのユーザーは通信速度と答えます。そこで、私たちの1Gbpsのインターネット接続でWindscribeのテストを行い、その結果をまとめました。

WireGuard700MBps
OpenVPN240MBps

今回はWireGuardとOpenVPNの2つのプロトコルで接続テストを行いました。どちらのプロトコルもVPNサービスにおいて標準的なものですが、それぞれの接続速度には元から差があるためこの数値の違いについては特に気にする必要がありません。

それよりも重要な点が他社との比較です。テストではWireGuardで最速700Mbpsが出ましたが、これは他社(SurfsharkとTorGuardはどちらも最高950Mbps)と比べて最も速いという訳ではないものの、それでも平均的なVPNよりも比較的早かったと言えます。

OpenVPN の速度はほとんど変わらずに240Mbps出ており、これはVPNサービス全体で言えば平均的な数値でした。しかし、元々デメリットとしてOpenVPNの速度が遅いと言われていた頃から考えると、いくつかの改善があったことは確かであり、将来的にはさらに速い速度が出ることを期待しても良さそうです。

Windscribeでストリーミング動画を視聴

ストリーミング動画のブロック解除を目的とした場合、Windscribeは良い選択肢ではあります。

Netflix可能(UK, US, CA, AU)
Amazon Prime可能
Youtube可能
iPlayer可能
Disney Plus可能
Hulu可能

何故かNetflix Japanのロックは解除できませんでしたが、Netflix VPNとしては特に優れています。日本国内で利用するのであれば別にVPNを切ればいいだけなのでそれほど大きな問題はないでしょう。

それ以外でみても、Windscribe VPNは、米国と英国のYouTube、BBC iPlayer、Disney+、Amazon Prime Videoのブロックを解除することができ、ストリーミング動画の視聴目的でVPNを利用するのであればかなりいいプロダクトであると思います。

ただ、気を付けていただきたいのが、ストリーミング動画のブロック解除目的で利用するためには、Windscribeの有料プランを購入する必要があります。無料サービスでは、ストリーミング動画の視聴サービスはサポートされていないからです。

こうしてみると、ストリーミングサイトのブロック解除に関しては、もう少し優れたVPNがいくつかあるように見えます。特に、ExpressVPN、NordVPN、SurfsharkのVPN御三家は、Netflix Japanや、ウェブ上の他のあらゆるサイトにアクセスすることができるため、まだこれらのプロダクト以外で契約する必要は今のところ無さそうです。

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どの様なケースであればスクラッチ開発とSaaSを選択するのか?また、その際にどのようなベンダーを選定すればいいのか?など、経験豊富なコンサルタントが現状を分析して課題解決までしっかりサポートします。

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